歯の病気

虫歯:進行段階とその治療法

虫歯とはミュータンス菌のつくる歯垢(プラーク)によって歯が溶かされてしまう病気です。
虫歯は怪我などとは違って自然に治ることがなく、放っておくとどんどん悪化してしまいます。
虫歯は通常、程度によってC0~C4に分類されます。

C0:脱灰

C0:脱灰

自覚症状はなく、痛みもありません。この段階の虫歯は適切なブラッシングと予防処置により、再石灰化して治ります。

C1:歯の表面(エナメル質)の虫歯

C1:歯の表面(エナメル質)の虫歯

痛みはありませんが、放っておくと虫歯が悪化してしまう状態です。 この段階の虫歯はエナメル質を削り、CR(コンポジットレジン)というプラスチックを詰めて治します。

C2:歯の中(象牙質)の虫歯

C2:歯の中(象牙質)の虫歯

冷たいものや甘いものを食べたり、飲んだりしたときに、 しみたり、痛んだりする段階です。治療は虫歯の部分を削り、詰め物で保護します。

C3:神経まで進行した虫歯

C3:神経まで進行した虫歯

この段階までくると、激しい痛みを感じます。 この段階では神経の治療が必要となります。 神経の治療後、被せ物を装着するのが一般的です。

C4:歯の根まで進行した虫歯

C4:歯の根まで進行した虫歯

歯の根まで虫歯が進行すると、化膿して膿がたまったりします。最悪の場合、抜歯が必要となります。抜歯後の選択肢としては入れ歯、ブリッジ、インプラントなどがあります。

歯周病 <歯周病は早期治療で改善されます!>

30代では80%、45歳以上では88%の方がかかっていると報告があります。

歯周病は知らないうちに進行し、放って置くと歯を失うだけでなく、歯周病菌が唾液や血管を通じ全身に周り全身疾患を引き起こします。自覚症状は個人差様々で、自覚症状のない方もいます。歯周病の直接的な原因はプラークといわれる、虫歯菌や歯周病菌をはじめとする様々な微生物のかたまりで、プラーク1mgのなかに1億個の微生物がいるといわれています。歯石といわれるものはプラークが石灰化して硬くなったもので、表面がざらざらしているのでそのうえからプラークがついてどんどん増加していきます。歯ブラシではとれませんので、歯科医院の専門技術で除去する必要があります。

歯周病と全身疾患の関係

近年、歯周病と全身疾患の密接な関係が明らかにされてきました。歯周病の原因菌は、お口から体内に進入することで、様々な疾患を引き起こすこともあります。
体内に細菌が侵入する経路のほとんどは、お口を通して起こります。お口の中をきれいにし、歯周病を治療・予防することは、全身疾患の予防にも繋がるのです。

義歯に付着する汚れの正体も、歯周病の細菌とほぼ同じです。義歯をきれいに保つことも全身の健康のためには大切です。

歯周病の治療法

スケーリング・ルートプレーニング

超音波の器具、または手用の器具を使用し、歯周ポケット内部の歯の表面に付着した歯垢・ 歯石をとり、歯の表面を滑沢にします。通常、歯科衛生士が行う治療です。

スケーリング・ルートプレーニング 術前

治療前

スケーリング・ルートプレーニング 術後

治療後

あなたのお口の中はどうですか?一度、確かめてみてください。

歯の病気に対して、もっとも大切なのは正しい歯ブラシ方法と歯科医院による専門的なケアです。
これらの治療を行うことで症状が改善しても、正しいブラッシングを怠ると、 また以前の状態に戻ってしまいます。正しいブラッシング方法を身に付けて、 ご家庭でもきちんと歯磨きすることが歯周病の治療・予防では最も大切です。
正しいブラッシング法やPMTCなど、詳しくは予防歯科のページもご覧ください。